口もしくは鼻から電子スコープ(胃カメラ)を挿入して食道・胃・十二指腸を観察します。
喉を通過する際に正常な方ですと嘔吐反射を誘発するために、えずきが見られます。これは苦痛の原因の一つとなり、また適切な検査を続けることも困難にします。
そのため、当院では麻酔を使っての検査をお勧めしています(麻酔について)。
観察中に、悪性を疑う病変や異質な領域を認めた場合は鉗子という細いマジックハンドのような器具をカメラ内に挿入して、その組織の一部を採取してくることができます(生検)。後日その組織を顕微鏡で観察して悪性病変かどうか判断します。同様にピロリ菌の検査も可能です。
また、大腸とは違って基本的には入院が必要となりますが、良性ポリープや腫瘍の切除(EMR・ESD)も可能です。
これらの手術は熟練した技術と設備が必要ですので、治療可能な高次医療機関に紹介させて頂きます。
胃カメラ検査の窓口お支払費用(保険適用:3割負担の方)
検査項目 | お支払金額 |
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胃カメラ検査 | 3,420円 |
初診料+麻酔点滴等の諸経費 | 1,000円~2,200円 |
合計 | 約4,500円~5,700円 |
追加項目 | 追加料金 |
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ピロリ菌検査(迅速ウレアーゼ試験)を追加した場合 | 1,550円 |
組織採取検査をした場合(部位や個数によります) | 3,960円~7,470円 |
※平成30年4月現在
※目安として、胃カメラ検査とピロリ菌検査と組織検査1部位行って9,600円程度です。